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前夜祭は楽し!!【スプラトゥーン2】

 本当はゲーム感想書くつもりじゃなかったんだけど現状スプラトゥーンブログなのでスプラトゥーン2前夜祭の所感をば。

 2年前のスプラトゥーン黎明期はローラー最強説が流行ったりプロモデラーがもてはやされたりその後の評価とはずいぶん違うブキの力関係が構築されていてその雰囲気が楽しかった。個人的にはこのブキのこの使い方がイカ世界で一番なんだと表現しあう場でさえあったと思う。当時96ガロンが好きだったのは流行りの短射程を一網打尽にできる一方的な強さに惹かれたのだと思う。最終的には歩き速度が高いブキしか愛せなくなってZAPとスピコラばっか使うようになったが。そんなわけで最初期のマッチにはどうしても参加したいとamazonに張り付いてまでswitchを手に入れたのだった。

 前夜祭を実際に始めて意外だったのはサブが試射会と変わっていたこと。なによりローラーにカーリングボムが組み合わされたのだ。この組み合わせが本当に楽しい。ローラーの機動力が高まるし、中距離でやりあってるときにすべきことがある(笑)ってのもいい。前作にも同等の組み合わせはあったが今作では大体のステージで坂が効果的に配置されていて「使えるシーン」が非常に増えているのが大きな違いだと感じた。プロコンの感覚がつかめずエイムが微妙なこともあってローラーが現状自分の最強武器のようだ。

 フェス開始直後は途中で落ちる人も多かったがそれなりに勝利を重ねているとだんだんこなれたパーティになってきて、見知らぬステージでもちゃんと狙撃ポイントを抑えに行くチャージャーなんかが入ってきて「らしい」試合になっていく。何もかもが新鮮な中事前知識もなく状況判断を繰り返し筋のいい形、効率のいい型を見出していく。一人ひとりがユニークなプレイを見せ合っているんだと感じられたときにフレッシュなオンラインゲームの楽しみを再確認した。

 もうひとつ「2」でいいなと思ったのはスペシャルのこと。前作のような異様に強いやつはなくなって(特に無敵系)うまく使えば状況が有利になる程度に調整されていた。出し得なスペシャルを抱えて前線をごり押される展開がないだけで印象が上がる。使いどころに迷って出し惜しみするのがもったいないくらいか。

 ステージで気づいたのは大きく外側を回るルートが配置されたこと。これを見て押されてるチームが裏に回り込めるパターンが確実に増えると感じた。まるで自分が要望出したかと思うほど自分好み。特にコンブトラックの渦がねじり込むようなデザインが素敵。まあここはちょっとチャージャーが大変な気がするが。

 途中抜けを許さぬシステムとかあんまりなリザルト表示とか変わらず気に入らないところもあるけど総じて洗練された続編というべき仕上がりになったと思う。ローカル対戦もできるようになったことだし早速友達作りから始めようと決意した。